アストラルのつれづれ旅日記

旅好きの写真日記。主にアニメ・マンガの舞台探訪(聖地巡礼)について。

《第二弾》【鬼怒川温泉、掛川駅周辺】水色時代 舞台探訪(聖地巡礼)

《第一弾》【調布駅周辺、原宿駅周辺】水色時代 舞台探訪(聖地巡礼) - アストラルのつれづれ旅日記

《第三弾》【京都(修学旅行回)】水色時代 舞台探訪(聖地巡礼) - アストラルのつれづれ旅日記

水色時代の舞台探訪第二弾。今回は東京以外のモデル地を巡ってきました。

1月31日から2月2日までの3日間、栃木→東京→静岡という遠征を行い、複数の作品の舞台探訪を敢行。その中で、水色時代の探訪として1月31日に鬼怒川温泉、2月2日に静岡県掛川を訪れた次第です。

栃木を訪れるのは今回が初。鬼怒川温泉までの道のりは、慣れない雪道での運転を強いられ肝が冷えましたw

 

※この記事では、舞台探訪で撮影した写真との比較・検証のため、一部アニメ作品の画像を引用させていただいております。

これら画像の著作権は、スタジオコメット様及びテレビ東京様に帰属していることを明示させていただきます。

探訪日:2015年1月31日、2月2日

 

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日没直前の鬼怒川温泉に到着!

鬼怒川温泉は、水色時代の37話で優ちゃんたちの卒業旅行先として登場しました。

 

鬼怒川温泉駅

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鬼怒川温泉駅舎。2006年の改修前は、作中のように駅名の文字部分が上に掲げられた形だったようです。

 

 

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駅の出入口。柱の形状も変わってしまってますね…(ちなみに奥に見えるのは、鉄道むすめ『鬼怒川みやび』の自販機です。)

 

 東武ワールドスクウェア

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続いてやってきたのは、駅からほど近い場所にある『東武ワールドスクウェア』。世界各国の遺跡や建造物を1/25の縮尺で精巧に再現したミニチュアパーク。作中では『鬼怒川スモールワールド』となっています。

 

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まずは『現代日本ゾーン』にある東京タワー。写真ではわかりづらいですが、タワーの下にある建物や車、人の往来など非常に細かく作りこまれています。

 

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『ヨーロッパゾーン』にあるビッグベン。奥の青色のベンチもちゃんとありました!

 

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同じく『ヨーロッパゾーン』のエッフェル塔サン・ピエトロ大聖堂手前からエッフェル塔方向を向いた構図です。建物の位置関係がほとんど一致しており、ほぼ間違いなくロケハンを行っていることが伺えます。

 

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『エジプトゾーン』のカフラー王のピラミッド。ピラミッドと奥に見えるエッフェル塔の位置関係も一致します。(ピラミッド前のスペースは作中ほど広くありません。)

この日は園内も雪がかなり積もっており、職員の方々も雪かきに追われている様子でした。実物では見ることのできない「遺跡と四季の風景のコラボ」というのもまた面白いですね。

 

作中に登場したカットは以上ですが、園内には他にも目を見張るような素晴らしいミニチュアが数多く展示されています。

その他の展示物については、また別の記事で紹介しようと思います。

 

鬼怒川温泉のホテル

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優ちゃんたちが泊まった鬼怒川温泉のホテル。今回は時間の関係で現地調査ができませんでしたが、ストビュー等で確認した限りでは、一致するホテルは見受けられませんでした。。。(屋根の形状などが近いホテルはいくつかあるみたいですが...)

 

掛川駅

ところ変わって、静岡県掛川へやってきました。

水色時代の聖地」と言えば『掛川駅』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?

メインストーリー最終回の38話。高校生になった優ちゃんが、静岡の高校へ通うヒロシ君に会いに行く場面で登場するのがこの駅です。

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到着した新幹線から降りる優ちゃん。下りのこだまが停車する5番ホーム。

 

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5番ホームのキオスク。キオスクは上下ホームとも1か所ずつあります。

 

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新幹線の改札を出て外へ向かう優ちゃん。

作中カットの「十字の案内板」は見当たりませんでした。なかなか撮影ポイントが難しい場所ですが、一応作中の案内板の通り、手前がコインロッカー、右が切符売場、という位置関係に合わせて撮影をしています。

 

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タクシー乗り場。タクシーのカラーリングもどことなく再現されているような気がします。

 

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優ちゃんがタクシーに乗った掛川駅南口。作中ではタクシー乗り場のアーチ形の日よけが省略されていますが、それ以外はほとんど一致していますね。

 

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場面が進み、高校でヒロシ君に会えなかった優ちゃんが東京へ帰る為、再び掛川駅へ戻ってきた場面。

実際の切符売り場のガラスには、赤ではなく青色のラインがデザインされていました。

 

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優ちゃんが掛川へ行っていることを知らされ、東京から戻ってきたヒロシ君。

5番ホーム階段手前のカット。窓の奥に見えるピラミッド型のモニュメントもしっかり再現されているのが分かります。

 

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新幹線改札内にある待合室。カット合わせで撮れていませんが、ガラスの奥に見える改札など位置関係は一致しています。

 

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改札外から待合室方向を映したカット。新幹線口に自動改札が導入されたのが1998年なので、アニメ放送当時はまだ未導入でした。

 

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4番ホームで東京行きのこだまを待つ優ちゃんを5番ホームから映したカット。

自販機、ベンチ、ごみ箱の位置関係がみごとに一致しています!

 

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4番ホームから名古屋方向を向いたカット。作中では線路の奥の方が左にカーブしていますが、実際はカーブしていません。逆に5番ホームから東京方面を見ると、線路が左にカーブしているのが分かります。

 

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寮に戻ったヒロシ君が、寮長から「優ちゃんがついさっき出ていった」ことを知らされ、急いで駅に戻ってくる場面。

掛川駅北口のカット。

 

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北口で自転車を乗り捨て、新幹線改札がある南口に走るヒロシ君。作中では「ふれあいPASS」になっています。

 

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ふれあいPASSを通り抜け、南口への階段を上るヒロシ君。奥に見える広告看板も一致してるっぽいですね。

 

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新幹線改札を飛び越えるヒロシ君。さすがサッカー部のエース。凄い跳躍ですね。この後無事優ちゃんと再会できるヒロシ君ですが、直後確実に駅員に取り押さえられてますねw

 

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4番ホームの看板。当時は実際の看板も「熱海・新横浜方面」という表記だったのか、それとも敢えて変えたのか…

 

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4番ホームへの階段を駆け上がるヒロシ君。

 

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4番ホーム、階段付近のカット。点字ブロックや2台のモニタ、4⃣というホーム番号の看板などの一致箇所多数。

 

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優ちゃんが乗ったであろう発車した新幹線を呆然と眺めるヒロシ君。

4番ホームから5番ホームを向いたカット。

 

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優ちゃんの姿を見つけるヒロシ君。(なんかこのシーン、『海がきこえる』のラストシーンを思い出すんですが…w)

 

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曇天の空から太陽が姿を現し2人を照らし出す。感動的な場面です。

 

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モニタに映りこむ2人の姿。

 

掛川駅のカットは以上。他のモデル地よりも格段に再現度が高いのが分かります。調布駅鬼怒川温泉駅とは違い、当時と変わらない姿を残してくれています。

 

清水銀行掛川支店

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掛川駅からタクシーに乗った優ちゃんが、ヒロシ君の通う高校に向かう場面で登場した清水銀行掛川支店。とても特徴のある建物で、作中でも細かく再現されています。

 

ヒロシ君の通う高校

ヒロシ君の通う『掛川第一高校』。モデルとなっているのは、掛川駅からほど近い場所にある「静岡県立掛川西高等学校」だと思われます。wikipediaによると、1949年に「静岡県立掛川西高等学校」と改称される1年前は、作中同様『静岡県掛川第一高等学校』と呼ばれていたそうです!

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写真は学校の東側にある門を写した1枚。優ちゃんが寮長さんに案内されて校内に入った門はここではないかと思われます。(それっぽい門はここしかないかと。)

ちなみに学校までは駅から徒歩5~10分程度。タクシーを使うまでもなく歩いて来れる距離です。

 

第二弾の水色探訪はここまで。第一弾の時とは違い、非常に再現度が高い場所が多くやりがいのある探訪が出来ました。

次回は、修学旅行回などで登場した『京都』のカットを追ってみたいと思います。

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千葉県の海水浴場について

東京以外の未特定カット。45話で優ちゃんたちが行く海水浴場についての考察です。

 

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海水浴場の最寄り駅。駅名標には『白鳥海岸』とありますが、もちろん千葉には白鳥海岸という名前の駅は存在しません。『さぎぬま』と『かものす』も同様ですね。鷺沼駅(さぎぬまえき)は神奈川県に実在しますが、かものす駅はどこにも存在しません。似た名前の鴻巣駅(こうのすえき)は埼玉県の駅ですが…

 

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駅名がヒントにならないのなら駅舎はどうだ!、ということでGoogle先生の力を借りて千葉県にある駅の駅舎を片っ端から調べましたが、作中のものと一致する駅舎は発見できませんでした。建て替えられた可能性もあるので何とも言えませんが…(唯一似てると思ったのが『太東駅』ですが、それでもポストと電話ボックスの位置関係が一致するくらいのものです。)

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2017年6月24日追記

数ヶ月前に金曜ロードショーで放送されたジブリ作品の『おもひでぽろぽろ』を見てハッとしました。

物語終盤で、主人公のタエ子が山形から東京へ帰るため電車に乗るシーンがあるのですが、その駅がこちら。

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ヽ(゚Д゚;)ノ!!

 

完 全 に 一 致

仙山線の駅『高瀬駅』です。細部を見れば異なるところは多いものの、ここまで構図が似ている駅は他に無いでしょう。

 

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今年のGWに『おもひでぽろぽろ』の聖地巡礼を行った際撮った写真です。

駅は1999年に改築されており大きく変わってしまいましたが、入り口や電話ボックスに当時の面影を見ることが出来ます。

まさか山形の駅だったとは(^^;)

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作中では海水浴場の近くに灯台がある設定でしたが、これもヒントにはなりませんでした。私が調べた限りでは、千葉県内で作中のような立地の灯台は発見できませんでした。

 

海水浴から東京へ帰る電車で、進行方向左手に海が見えることから内房の海水浴場ではないかとの予測が立つのですが、決定的なヒントは作中からは読み取れませんでした。ここは創作の可能性が高いのではないかと思われます。

 

astral01.hatenablog.com